減価償却と耐用年数超え物件投資
今月になってから急に話が進んだのですが、また中古戸建を
購入することになりました。
今回は所有権ではなく、借地権。
確かに借地権なだけあって、所有権よりも安く販売されて
ました。
融資が難関だったのですが、無事に80%程のローンが
おりることになり、決済の段取りができたのです。
いや〜、でも今回の最大の山場は奥さんの説得でした。
私:「いい物件でてきたからまた買おうと思うねん。
金額も低いからアパート買うより絶対リスク低いから
安心やで。
利回りも15%はいくと思うし・・・」
と昨年戸建を買ったときと同じ戦法で話してみたところ、
「ダメです。もう打ち止めです。」
とあえなく玉砕・・・。
でも、経験的にも借地権取引というものを一度は経験して
みたかったので数日食い下がりました。
「そろそろいろんな物件の減価償却がなくなってきて、
また木造で減価償却できるやつを増やさんと税金ヤバイわ・・・。」
「いいで〜、この物件。家賃下げたら長いこと住んでくれると
思うでー。」
「もし突然交通事故で俺死んでも、いくつか戸建てあったら
何とかなるで〜。」
と未練たらたらに奥さんの耳元で繰り返したところ、
「ほんまにしゃーないな、でもほんまにこれが最後やで。」
とようやく首を縦に振ってくれたのでした。(^^
今回取得予定の戸建ては、業者さんが競売で取得し、それ
をリフォームして転売しようとしてたものです。
内見したところ、リフォーム中だったので、
「このリフォームの途中のままでいいから譲ってくれませんか?
その代わり価格をこれで・・・。」
と思いきった価格交渉をしてみたのですが、これがうまくいき、
格安での取得となりました。
リフォーム途中といっても、キッチンやフロアが新品になって
いましたし、クロスが貼られていない程度で、これならそれほど
お金をかけずにいけるなと判断できての交渉でした。
でも、奥さんの説得に使った、
「減価償却資産の減価償却がきれてきて、税金支払いが
キツくなる。」
というのは本当の話で、昨年から真剣に考えていたこと
でした。
私は木造の物件しかもっていませんが、法定耐用年数超えのもの
がほとんどで、このような物件の償却年数はなんと、たったの4年。
ですので、当然のことながら、4年たつと減価償却できるものが
なくなってしまうのですね。
もちろん、その4年間は減価償却費がかなり大きいのでメリットが
あるのですが、その反面、減価償却が終わるといきなり税金対象
が激増してしまうことになります。
売上上がって銭足らず
の状態を回避するには、物件を売却したり、反対に物件を買い増し
したりする方法がありますが、今回は買い増しする方法を選んだ
ということになります。
でも、もっと言えば、悲しい話、所有物件は銀行から第2抵当や
第3抵当までつけられているものがあり、売るに売れない状態
なんですね・・・(><)
ですので、また空室物件を抱えることになりますが、入居募集
がんばっていきたいと思います!
今回は新規物件購入談をお話させていただきました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。